印傳屋 × MARLOWE 第三弾
印伝とは
甲州(現在の山梨県)で400余年の歴史を持つ、印度伝来を略して印伝といわれるようになったと
伝えられる伝統工芸です。
鹿革に漆付けし、様々な小物に加工され、江戸の人々に親しまれてきました。
かわいいプリンのイラストがちりばめられた、マーロウならではの印伝グッズ第三弾の販売です!
今回マーロウ40周年記念で、通常は「印伝屋」直営店の特注カラーである「紺地ピンク漆」の
商品を販売させていただく事が出来ました。
甲州(現在の山梨県)で400余年の歴史を持つ、印度伝来を略して印伝といわれるようになったと
伝えられる伝統工芸です。
鹿革に漆付けし、様々な小物に加工され、江戸の人々に親しまれてきました。
かわいいプリンのイラストがちりばめられた、マーロウならではの印伝グッズ第三弾の販売です!
今回マーロウ40周年記念で、通常は「印伝屋」直営店の特注カラーである「紺地ピンク漆」の
商品を販売させていただく事が出来ました。
伝えられる伝統工芸です。
鹿革に漆付けし、様々な小物に加工され、江戸の人々に親しまれてきました。
かわいいプリンのイラストがちりばめられた、マーロウならではの印伝グッズ第三弾の販売です!
今回マーロウ40周年記念で、通常は「印伝屋」直営店の特注カラーである「紺地ピンク漆」の
商品を販売させていただく事が出来ました。
〈印伝×MARLOWE〉カード入れ
工場に行ってきました!(2023年6月)
『百聞は一見にしかず!』という事で、今回、印伝とのコラボ商品を展開させていただくにあたり、山梨県甲府市にある『株式会社 印傳屋 上原勇七』本社へ行ってきました。
関東から車で2時間、甲府に到着。川幅がしっかりとした大きな河川があり、目に映る大きな山々には霧がかかっていて神秘的な雰囲気があり、甲府の土地の豊かさを感じました。
もうすでに『いつかプライベートでゆっくり観光しに来よう。』そんな気持ちがこみ上げて来るほど魅力のある風景が広がっていました。
そんな甲府の街並みを進むこと10分。いよいよ『株式会社 印傳屋 上原勇七』へ。有名なデザイナーが設計した建物がおしゃれに立ち並ぶ地区の一角にありました!
建物の中には印伝の商品がずらり!落ち着いた空間に置かれている一つ一つに存在感を感じます。
ここで、マーロウオリジナルデザインの印伝商品にご対面!!
かわいい!渋い!かっこいい!!
MARLOWEの文字とプリンが踊っている・・。
90年代風のファンシーでポップなデザインと四百年続く伝統工芸品とのミスマッチ。素晴らしい。皆で良い商品を作ろうと努力してきたことが実を結ぶ瞬間は、いつも色々な感情がこみ上げてきます。
そして今回、特別に印伝製作を拝見させて頂ける事になりました!!
◆燻(ふすべ)技法見学
太鼓(大きな筒状のもの)と呼ばれるドラムに白革を固定し、糸を巻き付け、かまどに藁を入れて火をつけて、太鼓を回転させながら、白革を煙で燻し、色の付き具合を確認しながら茶色に染めていく。
糸をとると、糸が巻いてあった部分に白い縞模様が残り、ふすべた部分は綺麗な褐色になりふすべは終了となる。
この燻という技法は、伝統工芸士の神宮寺氏が、その日の気温や湿度を確認しながら一人で行っているそうです。。
太鼓を回転させているときに、煙の当たり具合などを見て左右にずらしたりかまどに藁を追加したりしながら調整します。。
斜めからの縞模様にする為革本体を斜めに置き、太鼓にまっすぐ糸を巻くことにより、きれいな縞模様が出来ます。。
とんぼ模様や名入れは燻す前に型紙で糊付けをして燻し、燻し終わった後にへらで糊を掻き落として模様をつけています。。
一つ一つ丁寧に時間をかけて燻している為、全く同じ色合いのものは出来ないとおっしゃっていました。。
完成した商品からはスモークした良い香りが・・。焚火に長時間当たっていた後に服に着くあの香りに近い感じです。
染料を使わずじっくりと時間をかける事でこのような色が出せるんですね。凄すぎます。
◆漆(うるし)技法見学
今回特別に制作所まで拝見させて頂けるとの事で滅多にできない体験。
製作所内の壁には『木』が貼られていて、必要な湿度を奪わないような特別な空間になっていました。
職人さんが一つ一つ手作業で丁寧に作業を進めてくれています。
は・・早い!一定のリズムかと思いきや、鹿革の凹凸や気候によって一つ一つに力の加減が違うとの事で恐れ入りました。
一見、簡単そうに見える作業も『匠』の域に達しているからこそ。『漆を塗った鹿革は、塗る時よりも型紙から剥がす時の方が難しいんです。』
改めて、製作所を拝見させて頂いて、商品に対する向き合い方が皆さん誠実で、今回のコラボ商品を作る事が出来て本当に良かったと感じました。
※職人さんはお若く見えて「経験は20年以上」との事でした。まさか!漆に若さの秘訣があるのかも!!
◆◆印傳博物館へ
『甲州印伝を未来へつなぐ』
その時代に必要とされる物が作り出され、人々の心の中に生き続けていく。
日本の鹿革工芸文化を後世に伝える大切さを思い、平成十一年に印傳博物館が印傳屋本店2階に開館しました。
さっそく拝見させていただきます。
午前中に拝見させて頂いていた製作所はもともとこちらの土地にあったとの事で、店内には燻技法で使われていた太鼓が残されて展示されています。ものすごい存在感ありますね。
展示室の窓には、燻技法の説明と共に本店が制作所だったころの写真が・・・そこには、先ほど製作所で太鼓を回して燻作業していた神宮寺さんの若かりし姿が!!かっこいい!
歴史のある会社には、その歴史を語れる従業員がいらっしゃるんですね。
本店2階にある博物館には、本当に様々な時代と用途に合わせた収蔵品がたくさん並んでいました。
戦国時代に使用された大鎧の部分革や蹴鞠や甲冑、粋を好む江戸の洒落者たちに愛好された頭巾、巾着、早道、財布、煙草入れとさまざま。
本物の漆の木があったり、壁には大きな年表が描かれていたり、毎年更新される新しいデザインの展示品。ゆっくりじっくり拝見させていただきました。
この度は、長時間に渡り本当に分かりやすく丁寧に印傳屋 上原勇七を教えて頂き有難うございました。
今回、拝見させて頂いて感じたことは、流れゆく時代によってデザインは変化していくが、いつの時代でも昔から変わらない技法・制法がある。
天正10年(1582)から続く印傳屋 上原勇七は伝統工芸品でありながら変化し続ける事で、今の時代にも必要とされ、愛され続けているのだなと感じました。
本当に貴重な体験をさせて頂いて誠に有難うございました。
関東から車で2時間、甲府に到着。川幅がしっかりとした大きな河川があり、目に映る大きな山々には霧がかかっていて神秘的な雰囲気があり、甲府の土地の豊かさを感じました。
もうすでに『いつかプライベートでゆっくり観光しに来よう。』そんな気持ちがこみ上げて来るほど魅力のある風景が広がっていました。
そんな甲府の街並みを進むこと10分。いよいよ『株式会社 印傳屋 上原勇七』へ。有名なデザイナーが設計した建物がおしゃれに立ち並ぶ地区の一角にありました!
建物の中には印伝の商品がずらり!落ち着いた空間に置かれている一つ一つに存在感を感じます。
かわいい!渋い!かっこいい!!
MARLOWEの文字とプリンが踊っている・・。
90年代風のファンシーでポップなデザインと四百年続く伝統工芸品とのミスマッチ。素晴らしい。皆で良い商品を作ろうと努力してきたことが実を結ぶ瞬間は、いつも色々な感情がこみ上げてきます。
そして今回、特別に印伝製作を拝見させて頂ける事になりました!!
糸をとると、糸が巻いてあった部分に白い縞模様が残り、ふすべた部分は綺麗な褐色になりふすべは終了となる。
この燻という技法は、伝統工芸士の神宮寺氏が、その日の気温や湿度を確認しながら一人で行っているそうです。。
太鼓を回転させているときに、煙の当たり具合などを見て左右にずらしたりかまどに藁を追加したりしながら調整します。。
斜めからの縞模様にする為革本体を斜めに置き、太鼓にまっすぐ糸を巻くことにより、きれいな縞模様が出来ます。。
とんぼ模様や名入れは燻す前に型紙で糊付けをして燻し、燻し終わった後にへらで糊を掻き落として模様をつけています。。
一つ一つ丁寧に時間をかけて燻している為、全く同じ色合いのものは出来ないとおっしゃっていました。。
完成した商品からはスモークした良い香りが・・。焚火に長時間当たっていた後に服に着くあの香りに近い感じです。
染料を使わずじっくりと時間をかける事でこのような色が出せるんですね。凄すぎます。
製作所内の壁には『木』が貼られていて、必要な湿度を奪わないような特別な空間になっていました。
職人さんが一つ一つ手作業で丁寧に作業を進めてくれています。
は・・早い!一定のリズムかと思いきや、鹿革の凹凸や気候によって一つ一つに力の加減が違うとの事で恐れ入りました。
一見、簡単そうに見える作業も『匠』の域に達しているからこそ。『漆を塗った鹿革は、塗る時よりも型紙から剥がす時の方が難しいんです。』
改めて、製作所を拝見させて頂いて、商品に対する向き合い方が皆さん誠実で、今回のコラボ商品を作る事が出来て本当に良かったと感じました。
※職人さんはお若く見えて「経験は20年以上」との事でした。まさか!漆に若さの秘訣があるのかも!!
その時代に必要とされる物が作り出され、人々の心の中に生き続けていく。
日本の鹿革工芸文化を後世に伝える大切さを思い、平成十一年に印傳博物館が印傳屋本店2階に開館しました。
さっそく拝見させていただきます。
午前中に拝見させて頂いていた製作所はもともとこちらの土地にあったとの事で、店内には燻技法で使われていた太鼓が残されて展示されています。ものすごい存在感ありますね。
展示室の窓には、燻技法の説明と共に本店が制作所だったころの写真が・・・そこには、先ほど製作所で太鼓を回して燻作業していた神宮寺さんの若かりし姿が!!かっこいい!
歴史のある会社には、その歴史を語れる従業員がいらっしゃるんですね。
戦国時代に使用された大鎧の部分革や蹴鞠や甲冑、粋を好む江戸の洒落者たちに愛好された頭巾、巾着、早道、財布、煙草入れとさまざま。
本物の漆の木があったり、壁には大きな年表が描かれていたり、毎年更新される新しいデザインの展示品。ゆっくりじっくり拝見させていただきました。
この度は、長時間に渡り本当に分かりやすく丁寧に印傳屋 上原勇七を教えて頂き有難うございました。
今回、拝見させて頂いて感じたことは、流れゆく時代によってデザインは変化していくが、いつの時代でも昔から変わらない技法・制法がある。
天正10年(1582)から続く印傳屋 上原勇七は伝統工芸品でありながら変化し続ける事で、今の時代にも必要とされ、愛され続けているのだなと感じました。
本当に貴重な体験をさせて頂いて誠に有難うございました。